もうEndless SHOCKを知らない時には戻れない
endless SHOCK 初観劇の感想。
私は正真正銘のジャニーズオタクだが、生粋の舞台オタクでもある。
劇団四季から小さな舞台、2.5次元なんでも好きなオタクである。
数ある舞台の中、死ぬまでに一度は見たいと思っている舞台があった。
そのうちの1つがSHOCKである。
光一くんを小さい頃から王子様のような人だと認識していた私は当然その存在を知っていたし、階段落ちやいつぞやの大きな画面の落下事故、SHOCKの太鼓の人は私の最愛の自担にスネアを教えていた人だと知っていたし、梅芸でアルバイトもしたし、なにより学生時代ひたすら梅芸のスタバに通っていた(大学が梅芸のすぐ近くだった)時その大きなポスターを見て、一度は入ってみたいなあと思ったくらいだ。
と同時に、そこにいるたくさんのファンを見て、入ることはないのかもしれないなあと思ったのをよく覚えている。
それがどうだろう!
2019年の9月23日の夜、私はあのいつか入りたいと願った梅芸に、一度は見たいと思ったSHOCKの公演に入っているではないか!
それも小さい頃から王子様だと憧れた光一くんではなく、Travis Japanの松田元太くんを目当てにだ。
今年、本当に人生なにがあるかわからないな、と思ったがやはり人生なにが起こるかわからないものである。
前日に宮近誕生祭に参加させていただいた際、立ち位置覚えておくといいですよと言われ、必死に見たがなんせ覚えられない。
曲名もわからないし、結局はなんとなく覚えた程度だった。
しかし、嵐のドームで培った自担を追いかける能力がこんなところで発揮されるとは。
わからないものである。
初めて見る光一くんはやはり王子様だった。
キラキラ輝く王子様だった。
テレビで聞く、CDで聞く声と違う気がして、生だからかなとぼんやり思っていたが、最後にカスカスでと本人の口から聞き、やはり違っていたのだなあと思った時、光一くんが王子様からそこに存在する、光一くんなんだなって認識した。
ああ、生きてるんだって感じた。
それでもやっぱり、私の中で光一くんは王子様だった。
40歳とは思えない煌びやかさ。
舞台ではない光一くんもいつか見てみたい。
そして、私は今年SHOCK以外にも死ぬまでに見てみたい舞台を見ることができた。
そちらもまた好きな人が出ていてまた見たいなあと思ったし、好きな人がいなくても大阪に来たらみに行こうと決めた。
ただ、それをSHOCKは軽々と超えてきた。
私の中で興奮が冷めずに朝を迎えた観劇はSHOCKが初めてだった。
光一くんもみたいしTravis Japanもみたいし梅田彩佳ちゃんもみたいし、気がつけば見逃しそうなほどめまぐるしく変わる舞台の中はまるで日常のようで。
ああ、生きていると感じた。
彼らはあのオフブロードウェイで生きているのだと感じた。
演技も自然で、もはや演技ではないのかもしれないとさえ思った。
生のオーケストラが奏でる音楽はめちゃくちゃ素晴らしいし、照明も美しい。
煌びやかさが増すほど、暗くなった時の不穏な空気や緊張感が増して、まるで私もその世界に生きているような気分だった。
兎にも角にもみている間は息をするのも忘れて没頭したし、観劇後手は震えて喉は乾いて、もはや言葉さえ出ててこないほどだった。
電車に乗っていても家についても心拍数が上がるばかりだし、思い出すだけで幸せと感動が蘇りアドレナリン全開とはこのことかと思った。
結局その夜一睡もできずに朝を迎えた。
それくらい私の中でSHOCKは大きなものだった。
私の中で大好きな作品の1つになった。
今回私は松田元太くんを、そしてTravis Japanの3人をみたいがためにSHOCKを見に行ったが、この先きっと彼らが出なくても大阪にSHOCKが来るなら観劇しに行くだろうし、彼らが出る限り現場に行くのだろうなと感じた。
圧倒的なあの世界で生きているTravis Japanの3人があまりに愛おしいし、なによりそこに立つ座長はあまりにかっこよくて美しくて儚かった。
松田元太くんをひたすら追いかけた3時間(幕間は30分)。
1番記憶に残ったのはJapanesqueだった。
あまりに狂気に満ちていて死ぬほどかっこいいと思った。
槍を振り回すノエルの美しさ、立ち回りのかっこよさ、睨んだ顔の恐ろしさ、倒れ方の美しさ。
銃を放ったあとに笑うゲンタの不気味さや、上段で奇声をあげながら笑い煽る狂気、カイトと並びコウイチを煽る力強さ、立ち回りのかっこよさ。
死ぬほどカッコよくて狂気に満ちてて、大好きでたまらなかった。
あとは、セリフのないところのゲンタの表情はどれを取ってもリアルで、こんなにも演技が上手いんだなあと思った。
あと、めちゃくちゃ楽しそうにダンスを踊っていてそれだけで幸せだなと思った。
幸いなことにもう一度SHOCKを見ることができるので次はもう少しストーリーを理解したうえで観劇したいと思う。
最後に。
ストーリー展開はなに1つ知らないまま立ち位置だけを覚えていった初めてのSHOCKは私の中に大きな変化をもたらした。
この先こんなにも大好きになる舞台に出会うことはそうないのではないかと思う。
SHOCKは中毒ですよと、言われたがまさしくだった。
こんなにも体が心が欲する舞台なんて初めてだった。
こんなにも思い出すだけで苦しくて幸せで楽しくてアドレナリンが全開になる舞台なんてそうそうない。
なによりこんなにも自分の記憶が消えていくのが怖いと思ったことはなかった。
忘れたくないのに、何一つまるでDVDのように綺麗に頭の中に入れれたらいいのにと思い、寝てしまったらもう覚えていられないのではと不安になり、レポを見てそんなシーンがあっただろうかと思うことにショックを受けたり、そんなこと生まれて初めてだった。
とにかく幸せな3時間だった。
本当に、今年Travis Japanに出会えてよかったと思った。
Travis JapanのおかげでSHOCKに出会うことができた。
ありがとう。
SHOCKに出会えてよかった。
SHOCKを知らずに終わる人生だったかもしれない。
でも出会えた。
本当にありがとう。
私はこのタイミングでSHOCKと出会えたことを心から嬉しく思います。
そしてSHOCKを作ってくださったジャニーさん、光一くん、そしてたくさんの方々ありがとうございます。
これからもずっと続けばいいのに、と思います。